ブックタイトル鳴門塩田絵巻(サンプルページ)

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概要

鳴門塩田絵巻(サンプルページ)

127『鳴門塩田絵巻』原画・文製作者、解説者の紹介『 鳴門塩田絵巻』原画・文製作者緒 方 常 雄(おがた つねお)明治35年(1902)、板野郡鳴門村高島(現在の鳴門市鳴門町高島)に生まれる。尋常小学校6年生のころ、入浜塩田作業が一通りできるようになっていた。徳島県立撫む養や中学校4年終了時、塩田を経営していた祖父が病気になったため中学校を中退し、「七分役」として塩田で働くようになった。昭和23年(1948)、塩田を購入して自作での塩田経営をするようになった。昭和30年(1955)、経営していた塩田の流下式塩田への転換工事がおこなわれた。昭和42年(1967)、鳴門自然水族館の郷土館に展示している「鳴門の製塩用具」が国の重要有形民俗文化財に指定された(「鳴門の製塩用具」は、鳴門自然水族館の経営者・徳島バス株式会社からの依頼を受けて緒方さんが収集したもの)。昭和55年(1980)、「鳴門塩田絵巻」3巻の原画・文を製作した。 このころ、紙粘土で多くの浜人形を製作した。平成9年(1997)年、95歳にて永眠。著書等『製塩秘録』(1965年徳島教育会出版部発行)『徳島県塩業史年表』(緒方常雄編集1973年鳴門塩業株式会社発行)『鳴門塩田絵巻』解説者小 橋   靖(おばし やすし)昭和28年(1953)、鳴門市に生まれる。平成27年(2015)現在62歳、無職研究分野  塩  業所属研究団体  日本塩業研究会        徳島地方史研究会        鳴門郷土史研究会主な著書・論文『近世日本の塩』(1997年雄山閣発行)のうち、「二の2入浜塩田の採さい鹹かん用具」『鳴門市史』現代編1(1999年鳴門市発行)のうち、「第10章塩業」「広島県瀬戸田の採さい鹹かん用具」(1998年日本塩業研究会発行「日本塩業の研究」第26集収録)「広島県竹原塩田の採さい鹹かん用具」(2003年日本塩業研究会発行「日本塩業の研究」第28集収録)「山口県三み田た尻じり塩田の採さい鹹かん用具」(2005年日本塩業研究会発行「日本塩業の研究」第29集収録)「十州塩田の採さい鹹かん用具の地域的特徴」(2007年日本塩業研究会発行「日本塩業の研究」第30集収録)「塩田面積や塩生産高等からみた徳島県の塩業?塩田の発祥から廃止まで?」(2011年徳島地方史研究会創立40周年記念論集『生業から見る地域社会? たくましき人々?』収録)